フランクロイドライトのお弟子さん 遠藤 新さん設計の「加地邸」
有形文化財でもある建物を見学してきました。
自然環境に恵まれた環境の中にある建物。
銅板葺きの緑の屋根が美しいです。
エントランスは大谷石貼りで帝国ホテルを彷彿とさせるプレイリースタイルです。
伺った日もとても蒸し暑かったのですが、玄関脇には手水鉢が置かれたベンチスペースがあってここを通り風はとても涼やかでした。
お庭に面したホールは吹き抜け空間で解放感がありながた落ち着いた雰囲気。
椅子などのシートは張り替えられていますが当時のものが使用されています。
現在は、リノベーションされて宿泊施設や結婚式場として利用されているとのこと。
リノベーションは隈研吾さんのお弟子さんでもある神谷修平さんが手がけられました。
既存の雰囲気を活かしながら、間接照明を入れたり、空調設備をルーバーで隠したりして現在のライフスタイルにも適用できるように色々工夫がされています。
どのお部屋も素敵で写真をたくさん写真を撮らせていただきました。
【ビリヤード室の飾り棚】
ビリヤードの球から連想して球形の脚がついています。こうしたディテールのデザイン、ひとつひとつにこだわりが感じられます。
もちろん、照明のデザインも!
外観、インテリア、家具、照明
すべてにわたって統一感のあるデザインが素晴らしかったです。
一般公開できるようになるまでには、改修に費用も時間もかかって大変だったようです。
日本は地震や自然災害も多い環境下ではありますが、このように歴史的にも建築的にも価値のある建物はぜひとも保存して、後世に残していきたいなと強く思いました。
貴重なお時間をいただきありがとうございました。
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